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みなかみ’s blog

忘備録と整理のために

嗜好に関する意見の妥当性ってあるのかなって言う話

 多分今回の整理で解決しないのですが、将来的な解決可能性を残しておきたいなあと思い、今回記事を書きました。

 

・今回の記事の論点

 個人の嗜好における、個人の意見が妥当であると保障するモノってあるのかどうかを考えます。例えば、AさんとBさんがあるマンガのカップリングで言い争いをしていたとしま す。Aさんは、「甲と乙のカップリングはすごくいいの。あの二人はお互いに不足しているのを補完し合っていて、尊い。」と言いました。その意見にBさんは疑問を覚えます。B「甲と乙のカップリングはそんなに尊くないよ。あの二人は共依存し合っているだけで、補完しているとは言い難いじゃない!」

 このようにAさんとBさんの間で、甲乙のカップリングに関する見解の相違がありました。この時AさんとBさんは自分の見解を崩そうとは考えておらず、平行線をたどっています。さて、この二人のどちらの意見が「妥当」なのでしょうか。そして、「妥当さ」を保証するものは何なのかを考えてみたいと思います。

 

・この論点を設定しようと思った経緯

 この論点を設定した理由として、「好きなものに関する自分の見解(意見)をめった打ちにされて悔しい思いをした」という筆者本人の悔しい経験があります。「どうしてそこまで言えるのか、なぜ其方の見解のほうが正しいと考えているのか」という思いがあり、ちょっと気持ちの整理がてら書いてみようとしています。

 

・この二人の主張、どっちに妥当性があるか?

 この二人の主張はカップリングの可否を論点に対極の立場にたっています。お互いに主張を崩そうとしていません。論争になった二人はこの後、どちらの主張に妥当性があるかで言い争いを始めるでしょう。

  ここで、どちらの主張に妥当性があるのか?、それを誰がどうジャッジするのか?という疑問が浮かびます。このとき主張を戦わせるものとしてディベートが例として挙げられるでしょう。ディベートとは対となる立場の2チームが主張・反駁を行い、それを聞いた第三者がどちらに妥当性があるかをジャッジするものです。(つまり、主張する者は聴衆を説得する。)ディベートの場合、主張を聞いた「第三者」が納得できる方を支持し、多くの支持を得たチームが勝利することとなります。つまり、ディベートでは「第三者」が、どちらの主張が妥当であるかをジャッジするわけです。

 この二人の論戦の場合、ディベートなら存在する「第三者」が存在しないため、「第三者」による妥当性の判定は出来ません。ここから、1対1で論争した場合の妥当性を判定することの難しさを理解していただけると思います。ここで、妥当性を判断する第三者がいない以上、AさんとBさん双方が妥当性の判定者になると仮定します。

 しかしここで、AさんとBさんは対立した意見を持ち、ぶつけ合わせています。このとき、お互いにお互いの意見を否定しているので、双方の意見に妥当性はないということになります。それでは、AさんとBさんの意見双方に妥当性はなく、双方の認識は是認されないものなのでしょうか。

 

・正直嗜好において主張を個々人で戦い合わせてもつらみが増すだけな気がする

 正直この時点で、AさんとBさん双方の意見の妥当性はありません。何故なら、判定者であるAさんとBさんがお互いにその意見を否定しているからです。この時点でAさんとBさんは自分の意見の妥当性を証明するために意見の戦いを延々と始めるという泥沼に突入することになります。つまり、嗜好に関する1対1の論争で妥当性を担保するすることはできないのです。

 ただこのとき重要なのは、双方の意見の妥当性のなさは、あくまでAさんとBさんの間においてのみであり、別の人にとっても妥当性がないというわけではないということです。別にAさんとCさんが意見を言い合ったとき、意見が合わなくても納得して双方の主張を認め合うケースも考えられます。BさんとDさんが意見を言い合ったとしても同様です。しかし、CさんとDさんとでは意見が合わず、納得できず対立し、一方でAさんとDさんでは納得しあう可能性もあります。

 このように、意見が異なる人同士でも受容しあうこともあれば、対立し合うこともありうるでしょう。つまり、嗜好に関する論争に関しては、妥当性が重要なのではなく、自分の意見のみが正しいと考え、他人の意見を否定することの方が問題なのではないでしょうか。

 

・今の時点での結論

 ・嗜好に関する1対1の論争では妥当性を求めることは困難。

 ・1対1の論争ではお互いの主張を頭ごなしに否定しあう行為は不毛

 ・論争をする場合、お互いの主張を一程度尊重する必要がある。

 

・この文章の限界

  この記事では完全に思考実験で論理を展開しました。しかし、実際の人対人の論争から記述したものではないので、個人の性格や思考プロセスなど不確定要素が多く実際の人間関係に適用するには限界があります。今後実生活上でデータを取って補強・再検討を行いたいと思います。

 

・あとがき

 ここまで駄文にお付き合い頂きありがとうございました。正直AさんとCさんなら~という部分が想定でしかないので、十分な根拠になっていないなど不十分な部分が多いです。しかし、いったんのまとめとして書いてしまいたいと思い、ここまで書きました。今後改定・増補することがあると思いますが、その際も宜しくお願いいたします。

 この記事に関する意見お待ちしております。

                             

                             (了 06.01.2015)