みなかみ’s blog

忘備録と整理のために

【私的まとめ】STALKERシリーズ新作をめぐる混乱とGSCGameWorldの復活

・STALKERデベロッパ、『GSC Game World』の復活

 人気作『STALKER』3部作を制作したゲームデベロッパである「GSC Game World」の再始動が2014年12月下旬にゲーム情報ポータルサイト、『Game Spark』と『Doope!』で報じられました。

(以下元リンク)

『S.T.A.L.K.E.R.』のGSC Game Worldが再始動か―新タイトルも開発中 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト


“S.T.A.L.K.E.R.”を生んだ「GSC Gameworld」が新作の開発を含むスタジオの再始動を報告、“West Games”に対する言及も « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト


 『STALKER』シリーズを制作したウクライナのゲームデベロッパのGSCは2012年4月に閉鎖を発表し、『STALKER』シリーズ4作目である『STALKER2』の作成を中止をアナウンスしていました。

(以下元リンク)

『S.T.A.L.K.E.R. 2』の開発が中止、そして新たなF2P MMOFPS『Survarium』が発表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 本ゲームのデベロッパであるGSCが復活したことで、本シリーズの続編である『STALKER2』が再開発されるかどうかは、見守りたいところです。

 

・STALKER続編をめぐる様々な出来事

 STALKERシリーズは、シリーズ第一作目『STALKER―Shadow of Chernobyl』が200万本近く売り上げるという人気作であり、GSC閉鎖後、その続編の開発はどうなるのかが注目されていました。

 GSC閉鎖と同時に、STALKERシリーズの開発陣の一部は新たなデベロッパ『VOSTOK GAMES(ウクライナ、以下VG)』を設立し、Free-to-Play(F2P)のMMOFPS『Survarium』の開発をスタートさせ、STALKERの世界観に近いゲームの開発をスタートしました。

『S.T.A.L.K.E.R. 2』の開発が中止、そして新たなF2P MMOFPS『Survarium』が発表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 一方で、2012年4月にはアメリカのゲームデベロッパベセスダ・ソフトワークス』にSTALKERシリーズの知的財産権(以下IP)を売却したとの噂が出ました。(GSCはこれを否定したとされているが不明、詳細は以下の記事を参照)

STALKER Franchise Sold to Bethesda? [Update]

噂:「S.T.A.L.K.E.R.」のIPがBethesdaに売却か、元GSCのコミュニティマネジャーは否定 « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト

 その後、ドイツのゲームデベロッパ、『bitComposer(以下bC)』が『STALKER』のゲーム化権取得を2012年12月中旬に発表し、bCによる続編開発が行われるとの期待も出ていました。

ドイツのbitComposerが「S.T.A.L.K.E.R.」のゲーム化権取得を発表、AAAタイトル分野への本格的な進出を目指す « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト

 このように、ベセスダへのIP売却の噂や、bCによるゲーム化権取得のアナウンスが発表されるなど、STALKERシリーズの開発に関する様々な思惑が繰り広げられます。そして、この後STALKERシリーズを取り巻く状況に、大きな出来事が起こります。

 

・West-Gamesによるポストアポカリプスゲーム『Areal』制作の発表

 2014年6月、米ラスベガスに拠点を置く会社『West-Games(以下WG)』が新たなポストアポカリプス系ゲーム『Areal』を発表、クラウドファンディングサイト『KickStarter』にて寄付を募ります。WGに所属するのはLoL、Metro:Last Light、そしてSTALKERシリーズの開発者の一部で、同シリーズの開発者が所属する上に、STALKERを彷彿とさせるような『Areal』の出現、そしてWGが『Areal』をSTALKERシリーズの「精神的続編」を謳ったことから、ユーザーに大きな期待を与えました。

『S.T.A.L.K.E.R.』などに携わった開発者が新作『Areal』を発表、近日Kickstarterキャンペーンを展開 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

Areal (Suspended) by West Games — Kickstarter

 ところが、『Areal』の開発にユーザーから疑念が巻き起こります。ゲームポータルサイト『AUTOMATION』によれば、KickStarterにおける目標額が5万ドル(約500万円)と非常に低いことなど、様々な不審点が指摘されました。(詳細は以下記事参照)


「S.T.A.L.K.E.R.」の子孫『Areal』の闇 | AUTOMATON

 最終的には目標額を上回る6万4000ドル(訳640万円)の獲得に成功しましたが、現在もなお『Areal』の開発が進んでいるかどうかは不明です。そして驚くべきことに、2014年12月中旬にWGは新たなアナウンスを行いました。

 

・WGが『STALKER APOCALYPSE』制作をアナウンス

 2014年12月12日、WGは公式サイトで『STALKER APOCALYPSE』の開発をアナウンスしました。

We are officially announcing the development of a new video game called STALKER Apocalypse | West-Games

 「本作品は以前のGSCのメンバーと他の才能ある開発者によって構成されるWGによって作られる」とし、アナウンスと同時にクラウドファンディングサイトWFUNDERにおいてキャンペーンが展開されます。この出来事はGameSparkにおいても報じられました。


West Gamesが『STALKER Apocalypse』のクラウドファンディングを開始 ― 『Areal』で騒動を起こしたデベロッパー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 なんと希望額は60万ドル(6000万円)と莫大な金額で、WestGamesの本気度(本当かどうかは量りかねるが)が窺えます。しかし、ファンディングの期限が2015年3月11日と期限が迫る中、目標額60万ドルのうち現時点(2015年1月8日時点)で1万5000ドルに止まっており、目標額に届くか非常に厳しい状況です。

 

・GSCはWGに何らかの措置はとるのか?

 WGが『STALKER Apocalypse』の開発を発表する中、GSCが再始動し、WGに対しても言及をしています。現時点でGSCはWGに対し何らかの訴訟を起こす気はないとしています(以下記事参照)が、今後のWGの開発の進展とGSCの事業展開によっては何らかのトラブルが起こる可能性も捨てきれないでしょう。


“S.T.A.L.K.E.R.”を生んだ「GSC Gameworld」が新作の開発を含むスタジオの再始動を報告、“West Games”に対する言及も « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト

 ダラダラとSTALKERシリーズを取り巻く状況を書きましたが、筆者自身はGSCからSTALKERシリーズに関する続報がアナウンスされることを期待しています。

 

                             (了、08.01.2015)