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みなかみ’s blog

忘備録と整理のために

【デレマス7話:ネタバレ】シンデレラストーリーの喪失と回復(1/2)【感想】

 デレアニ7話を視聴しました。個人的に最高の盛り上がりを見せた回だったので勢いで感想と考察を書きます。書きながら武内Pの心情に想いを馳せてしまいボロボロ泣いてしまいました…。武内P、個人的に一番好きなキャラです。いやホントに。武内Pが一番のヒロインね。わかるわ。

今回、考察がかなり長くなってしまったので2回に分けて投稿しようと思います。

 

 
●第七話の概要

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 第七話は、武内Pがニュージェネレーション(以下NG)たちと衝突しながら、彼女らからの信頼を回復しユニットを再始動させる回です。タイトルが、「I wonder where I find the light I shine... 」(私を照らす光はどこにあるの?)となっており、アイドルからの不信をうかがわせる回ですね。武内Pがメインの回であり、彼の魔法使いとしての機能の回復、そして、灰被り姫たちの、魔法使いへの信頼の回復過程に主眼を置いています。同時に、物語が童話シンデレラをベースに置いていること、そしてアイドルが灰被り姫でありPが魔法使いであるという役割を強調し、シンデレラの物語構造の喪失と回復を描いた回でもあります。つまり、武内P復活回です。

 

●魔法使いは自らに呪いをかけ、魔法・意志・役割を喪失した

f:id:siriusehime:20150221134731j:plain 武内Pが魔法使いになることをやめた原因前回の考察で武内Pは魔法使いたらしめていないと書いたのですが、彼の上司である部長がアイドルたちに語った昔話に、その原因を示唆する内容が含まれていました。

 「昔々あるところに、とてもまっすぐな男がいてね。男はいつもまっすぐに道を示した。シンデレラたちが正しく進めるように。まっすぐ、まっすぐ。でも、正しい道でも、まっすぐな示し方でも、時と場合によったては息苦しく感じてしまうものだ。結果、何人かのシンデレラたちが男の元を去って行った。それ以来、男はとても臆病になってしまった。そして男は自分を、シンデレラたちをお城へ送る、無口な車輪に変えてしまった。」

 武内Pはたくさんの熱意と誠実さを武器にアイドルをプロデュースしたものの、その熱意と誠実さが裏目になってアイプロを失敗してしまったという過去があり、それが原因でPは今のような無口な性格になったと。その無口さは臆病さの延長であると。結果彼は魔法使いではなく、『車輪』であるという表現を部長はしています。
 武内Pは以前のプロデュースの反動で、言葉足らずになってしまったと、そして、再び同じような事態になるのではないか、そのような不安と恐怖に苛まれていたのです。そのような過去と心情を武内Pが抱いていたことは、武内Pからシンデレラが離れていく描写によってなされています。

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 彼は過去の経験から、自分の魔法、つまりことばとその源泉となる意志・熱意に蓋をし、その結果彼は魔法使いという役割を放棄・喪失してしまったのです。 

 

●結果として灰被り姫たちは魔法使いを喪失し、シンデレラになれなくなった。

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 魔法使いである武内Pが、その役割を喪失してしまった結果、同時にアイドルたちも自らを城へと導く導引役を失ってしまいました。これは同時に、灰被り姫がシンデレラへと転じる機会を喪失してしまっていることと同義です。シンデレラになるためには、灰被り姫にとって魔法使いの存在は不可欠な存在です。シンデレラの物語構造上、魔法使いが存在しなければシンデレラは存在できないのです

 彼女たちが魔法にかかるには、彼女たちがPを魔法使いであると認識する必要があります。現実世界で「魔法」が存在しない以上、「Pへの信頼」「アイドルへの希望・期待」が「魔法」であると彼女らがかかる魔法置き換えることができるでしょう。故に、まずPへの信頼が確立されなければ、彼女たちがシンデレラになることはできません。7話開始時点で、Pはアイドルたちから不信を抱かれています。みりあちゃんの「Pさんは何を考えているのかわからない」という発言や、凛の以下の発言からも窺うことができます。

 「逃げないでよ!あんた言ったよね!ここに来れば、今までと違う世界があるって、初めてステージに立った時、完成した自分たちの詩を置きいた時、私見つけられる気がした。夢中になれる何かってやつ。でもいまは、見つかる気がしない。教えてよ、見解の相違って何?教えてよ、あんたは今、何を考えてるの?」

 これらの意見から集約されるのは、「Pがどうしたいのか」わからないという不信です。このとき、武内Pが過去の出来事に起因する恐怖から自らの意思を示さなかった結果、さらに彼女らから不信を持たれてしまいました。結果彼女らに彼の表面的な逃げの姿勢を含んだ発言はアイドルたちに受け入れられなくなり、かりそめの魔法は効果を持たなくなってしまったのです。結果、灰被り姫は魔法使いを失い、シンデレラになれなくなりました。

 

・物語自体の喪失

f:id:siriusehime:20150221134853j:plain このように魔法使いが自身の役割を喪失し、灰被り姫が魔法使いの喪失を理解したこの時点で、「シンデレラ」の物語構造は破綻・喪失してしまったのです。しかし、ある人物がきっかけで彼はその機能を復活し、物語構造の回復に至ります。この部分については明日投稿します。

 

・おまけ

 武内Pに目覚めそう。